首の後ろの骨が出っ張るのはなぜ?背骨ストレッチで出っ張り解消!

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顔を正面に向けた時に首の後ろにボコッとした出っ張りがある人、いますね。こういう方は首肩コリに悩まされているのではないでしょうか。

どうして首の後ろが出っ張ってしまうのか?改善する方法を今回は書いていきますね。

出っ張っているところはどこ?

背骨は頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個の計24個の骨が積み重なって出来ています。

首の後ろで出っ張ってしまうところは、主に頚椎7番目の骨です。

顔を下に向けて首を屈曲させた時に誰でも後ろに出っ張ってくる骨。(ぜひ触ってみてください)ここは胸椎1番目に繋がる1番下の頚椎なので上下で動きが異なってくる場所です。顔だけ下に向けた時は胸椎も連動して動きますが、大きく動くのは頚椎。頚椎7番は棘突起という後ろに出ている骨が長いうえに胸椎1番の動きが少なくなるので棘突起同士が離れる感じになるのです。

《頚椎と胸椎の可動の差》

 屈曲伸展
頚椎約60°約50°
胸椎約40°約25°

首の出っ張りの原因は!?

ではどうして顔を正面に向けた時も出っ張ったままになっているのでしょうか。それは、首を屈曲させている姿勢を長時間または長期間とってしまった結果、頚椎と胸椎の配列がズレたまま固定されてしまっているのです。

特に頭を前に出して仕事をしている方は下を向いている時も正面を向いている時も頚椎7番は屈曲位にあります。この状態で固まってしまうのですね。

首の出っ張りを予防するためには、「頭を前に突き出さないこと」と「下を向きっぱなしにならない」こと。こまめに上を向いたり首をほぐしてあげることが大切です。

また胸椎の動きが悪い場合、胸椎と頚椎の連動がうまく取れなくなり、頚椎だけが過剰に動くかたちになります。これも頚椎の7番が出っ張る原因のひとつ。胸椎は肋骨があるのでもともと動きが少なくなりやすい部分です。日頃から動かし背骨全体の連動性を維持していくような心がけも必要となります。

首の後ろの出っ張りを改善しよう!

首の後ろが出っ張っている方のほとんどは、下を向くことが多く顔を前に出す癖があると思います。さらに胸椎の後弯が大きい方では、頭が自然と前に出てくるようになってしまいます。

改善するためには、「胸椎の伸展体操」「首の伸展体操」で胸椎と首の連動性を高めつつ出っ張りを減らすということが大切です。

胸椎の伸展体操

  1. イラストのように腕を伸ばしてお尻を上に突き上げます。
  2. 脇の下を床に近づけるイメージで背中の上部を伸展させていきましょう!

※猫背姿勢の方ほどこの体操はキツくなります。背中の上半分を伸展させるような気持ちで無理せず毎日動かしていきましょう。

首の伸展体操

  1. 手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるように背中を伸展させながら顔も上を向けます。
  2. そのまま後ろで組んだ手を上下左右に揺らしましょう。

※上を向きながら伸ばすことがポイントです。頚椎と胸椎の連動性をつけていきましょう。揺らすことで固まった部分が緩みやすくなります。こちらも毎日の習慣にしましょう。

首調整体操

  1. 顎を押さえる
  2. 顎を引くように押す
  3. そのまま顎下に親指をあてる
  4. 上へ押し上げる

※顎を引いた状態で首を伸展させる体操です。首の後ろが出っ張ったまま固定されている人はなかなか難しいと思いますが、無理のないよう調整してみてください。もし首に痛みがあれば中止しましょう。まず胸椎と頚椎の伸展体操で可動を作ってあげてからの方が調整しやすいと思います^ ^

姿勢改善!おすすめ健康器具

体操にプラスして使っていくことで効果がより早く実感できます。

《首まくら》

※無理のないように少しずつ使用していきましょう!首は大切な部分です。使用法は必ず守ってくださいね。使用していて体に不調を感じたらすぐに中止しましょう。

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《ストレッチポール》

※肩甲骨や胸椎を緩めるならこちら!ストレッチや体操は痛いという方は特におすすめです☆

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まとめ

首の後ろが出っ張っていると首コリ肩コリになりやすいですし、頭痛の原因にもなります。

なにより、これがあるだけでとっても姿勢が悪く見えてしまいます。出来ることなら治したいですよね!気になっている方は是非、今回紹介した体操を毎日行ってみてくださいね。

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