いざ正座をしてみたら膝や足首が痛くて出来なかった。そんな方は日常生活でも膝や足首を痛めやすい傾向にあります。
ほとんどの方が子供の頃は何も問題なく出来ていた正座。なぜ出来なくなってしまうのでしょうか。今回は正座について書いていきたいと思います。
正座が出来ない理由
正座が出来なくなってしまう理由はいくつかあります。その一つは「前腿の筋肉が硬い」もう一つが「脛(すね)の筋肉が硬い」です。その他、関節に問題がある場合もあります。加齢や怪我によって変形が起こると関節に負担をかけたときに痛みが起こります。
前腿の筋肉が硬い
前腿の筋肉とは正式な筋肉名称で言うと大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋の4つの筋肉です。この4つの筋肉をまとめて大腿四頭筋といいます。大腿四頭筋は膝付近で合体して腱となり膝を包み込みながら脛の上方に付着しています。
大腿四頭筋が硬いと正座をした時にこの腱が引っ張られ膝下の痛みが出たり前腿に突っ張るような痛みがでます。また、膝の内部にも圧力がかかるので膝内部の痛みを感じる方もいます。
脛(すね)の筋肉が硬い
脛(すね)にある筋肉といえば前脛骨筋です。脛の骨の外側を沿うように走り、足首の前側を通って土踏まずの裏に付着しています。
正座ではこの前脛骨筋が伸ばされる体勢になります。この筋肉が硬くなっていると、正座をした時に足首周りに筋肉が突っ張る痛みかでたり、伸ばしきれていない足首に体重がかかってくるので関節の痛みも感じます。
大腿四頭筋&前脛骨筋を緩めよう!
正座をして太ももの前側や膝に痛みや突っ張りを感じる場合は大腿四頭筋、足首に突っ張るような痛みや関節の痛みを感じる場合は前脛骨筋が硬くなっています。
ただし、階段昇降や立ち上がり時、歩く走るなど正座以外の動作でも痛みを感じる場合は筋肉の硬さではなく関節そのものに問題がある可能性があるので整形外科で診断をしてもらいましょう。
ストレッチ①
- 安定させるために壁に手を付く
- 片足を後ろにあげ足の甲を持つ
- 息を吐きながらゆっくり足をお尻の方へ引き寄せ、緩めて、を繰り返す。
- 反対の足もおこなう
※足の甲を伸ばすことで前脛骨筋がストレッチされます。
ストレッチ②
- 横になり足の甲を持つ
- お尻の方に引き寄せて太ももと脛を伸ばす
- 反対側もおこなう
※自分のやりやすい体勢でおこなうこと。うつ伏せでもOKです。
ストレッチポール
ストレッチに合わせて筋膜リリースを行うことで癒着した筋膜が剥がれやすくなり血行促進効果もさらにアップ!
【大腿四頭筋】
ストレッチポールを太ももの前側に当てて乗り、体重をかけながら前後にコロコロ転がします。
【前脛骨筋】
ストレッチポールを脛の骨の外側に当てて乗り、体重をかけながらコロコロ転がします。
《おすすめストレッチポール》
筋膜リリースマシン
整骨院などでも使用されている筋膜リリースの器具『ハイパーボルト』は自宅でも購入できます。スポーツ選手も愛用している方が多数いらっしゃいます。強力な電気振動で硬くなった筋肉をほぐし血行を促す筋膜リリースケア用品は人気のあまり類似品が多数ありますが、効果をより実感するためには正規品がお勧めです!
《おすすめ筋膜リリース:ハイパーボルト》
らくらく正座グッズ
正座は無理にすると膝や足首にストレスをかけて痛めてしまいます。苦手な方用のグッズがありますので、一つ用意しておくといいですね。正座が出来る方でも、しびれ防止にもなるのであると快適ですよ!
《正座がラクに出来るおすすめグッズ》
まとめ
現代社会では「正座をする」という機会は減ったかと思いますが、正座というのは骨盤が立てやすく実は姿勢を綺麗に保てる良い座り方です。腰の悪い人では正座をすることで腰の負担が減りぎっくり腰などのリスクが減るのです。
膝や足首に負担がかかるので長時間はおすすめ出来ませんが、床座りの時は姿勢改善のために短時間ならおすすめ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
コメント